FXでは、スプレッドという経費がかかります。初心者の人はスプレッドは取引手数料のことであると考えておいて差し支えないでしょう。
スプレッドは通貨ペアによって異なる設定がされています。また、FX業者・FX証券によっても異なる設定がされています。ドル円取引ならばスプレッドは0.3銭と設定されていることが多いです。
1万通貨単位の取引をした場合、およそ30円ですので、FXにおける手数料は非常に安いということがわかります。しかし、マイナーな通貨ペアではスプレッドが高く設定されている傾向があるので注意が必要です。
例えば、トルコリラ円の場合、1万通貨単位の取引をしたらおよそ1500円の手数料がかかることもあります。
トルコリラ円は短期トレードに向いていないと言われていますが、その大きな理由がスプレッドにあります。1万通貨単位の取引を10回繰り返したら1万5千円程度の手数料がかかるので、それ以上の為替差益をあげなければプラスになりません。
しかし、単純に考えると短期トレードの勝率は50%なので、手数料がそれだけかかるとなるとかなり勝率を下げることになるでしょう。
短期トレードをするならばスプレッドは非常に重要です。
FXのサービスごとの取引手数料を比較
FXの取引手数料は通貨ペアによって異なっていますので、まずは自分が取引をしたい通貨ペアを選びましょう。そして、その通貨ペアの手数料が低く設定されているFX業者で口座を開設することです。
トルコリラや南アフリカランドなどのスワップポイントが高い通貨の取引をする場合には、スワップポイントについても考慮しておく必要があります。
「買い」取引をするならばスワップポイントは高いほうがよいですが、「売り」取引をするならばスワップポイントは逆に低いほうがよいです。
トルコリラや南アフリカランドは基本的には「買い」をする人向けですが、「売り」をしようと考えている人はスワップポイントに注意をしておきましょう。
トルコリラや南アフリカランドはスプレッドの幅も広いので、スプレッドとスワップポイントの両方を考慮しておかなくてはなりません。
FX投資では消費税はかかりませんが、所得税や住民税はかかります。給与所得者の場合「20万円ルール」があるので、年間の利益が20万円以下ならば確定申告は不要です。
FXによる利益は譲渡所得ではなく、雑所得になります。売買を行うことによる利益が対象なので、含み益が出ているだけでまだ決済をしていないならば利益とはみなされません。