日本国内で取引されるFXは、年間5000兆円を超えています。日本国内での推移としては、2009年の時点では2000兆円あり、2011年は急激な為替変動の影響で年間1800兆円まで減りましたが、翌年の2012年には安倍政権が発足しアベノミクスによる急激な円安政策の影響で倍増しています。
特に2013年は年間4000兆円を突破しており、それ以前と比べると倍であり、その後も徐々に取引高は増えて年間5000兆円の大台を突破しています。
取引高は減ることはなく現在でも増加していますが、この理由としてはFXが投資の対象として見られるようになったことや低金利政策の影響で金融商品への資金流入が増えていることが影響しています。
テクニカル的にみても一時の減少はあってもそこから右肩下がりになることは考えられませんし、相場の変動は激しいもののトレードの方法を工夫すれば損失をすぐに取り戻せる仕組みであることも大きな魅力となっています。
またFXでは売買によって差益を得るキャピタルゲイン以外にもスワップポイントによって金利を得るといったトレード方法もあります。
この場合にはテクニカルチャートに左右されずスワップポイントで利益を得ることができるメリットがあり、高スワップポイントが期待できる豪ドルなどが人気です。
世界のFX取引量の推移
国内のFXの取引高は右肩上がりにありますが世界的に見ても同様です。取引高は1日あたりの平均が2001年の時点では100兆円であったものが、2013年には500兆円を突破しています。
特に取引量が多い通貨が米ドル、ユーロ、日本円です。これらを軸とした通貨ペアが活発にFXの世界では取引されています。
また日本から人気があるのが豪ドルとの組み合わせです。
FXでは売買の差益によって利益を得る方法が一般的ですが、スワップポイントを狙う場合には比較的安全な豪ドルの方がメリットがあります。
特にオーストラリアは日本との経済的な関係も深いため米ドルやユーロよりも相場が動きやすいといったメリットがあります。
FXは今後も取引量は拡大していくと考えられています。理由としては株式市場の低迷があります。
すでに企業が得られる利益というものは限界に達しています。しかし為替市場は絶えず変動しており、FXのように証拠金を預けてトレードすることによって、少ない資金でも大きな利益を得ることができ、また大きな資金であればさらに多くの利益を得ることができるといったメリットがあるためです。