FXで借金が発生した場合、それはリスクの取りすぎと不運が重なった時です。知識のない初心者に多い失敗です。
仕組みとしては証拠金に対して、非常に大きな金額をポジションにしてトレードし、相場の急変動に巻き込まれたといった流れです。
証拠金100万円に対し80万円使ってトレードしているといった状況です。この状況でFX相場が急変動します。すると予め決めていた逆指値が効かなくなります。
この逆指値は言い換えると損切りポイントです。急変動であるため、逆指値の値段で反対売買が成立せず、逆指値の値よりはるか上または下で売買が成立します。
こういった時に利益と証拠金が全て吹き飛び、借金が発生します。トレードしはじめの初心者は、逆指値が機能しない相場を知りません。
通常の値動きであれば、誤差はありますが、逆指値で引っかかり予定の損失で済みます。為替でのリスクの取り方、知識や経験の不足が原因です。
油断もあるかもしれません。相場はどんな事も起こり得ます。利益が一瞬で大きな損失となるのも相場です。ですのでFXの始め方から勉強してください。すぐにできる事はポジションを小さくしてトレードする事です。
FXのレバレッジの仕組み
FXのレバレッジの仕組みは難しいように感じられますが、基本を押さえれば簡単に理解できます。
1ドル82円の時、1万ドル買う場合、通常であれば82万円必要になります。FXの場合では、多少余裕を持って4万円ほど証拠金を用意する事で、82万円買えてしまいます。
この少ない証拠金で、大きな金額を購入できる仕組みをレバレッジと言います。テコの原理です。
この場合レバレッジ20倍前後です。計算も簡単です。4万円と20を掛け算すると82万円前後となります。
レバレッジが25倍であれば、更に少ない証拠金で82万円を買えます。しかし、レバレッジ25倍では損切りポイントをエントリーすぐに置く必要があります。数pips逆に動いただけでロスカットです。
証拠金維持率がギリギリであるためです。FX業者によって、この維持率はマチマチですので飽くまで参考にしておいてください。
このレバレッジの仕組みを活かす事で、少ない証拠金で大きなお金を動かし、大きな利益を獲得する事ができます。これがFXです。
初心者、経験のない人のトレードの始め方としては、出来ればレバレッジは1倍から5倍程度に抑えましょう。
ハイレバレッジトレードはトレードが上手くなってからでも遅くはないからです。